ジャ・ジャンが果敢に挑むのは、私たちの多くが尻込みする領域「拒絶」です。知らない人に100ドル貸してと頼むことに始まって、果てはレストランで「ハンバーガーのお代わり無料サービス」をお願いするなど、100日間拒絶されるという挑戦を行うことで、ジャ・ジャンは、拒絶されたときに起こりがちな精神的な苦痛や恥ずかしさに対する免疫を身につけました。そしてその過程で、自分の希望をただ伝えることで、絶対に無理と思える状況に可能性の扉を開くことができると気づいたのです。
日本人である我々の過半数は、日々朝5-7時の間に起きて身支度をして会社に行き、そこでの仕事に多くの時間を与えるという生活を送っている。
その対価に、月数十万円の定期的な報酬と社会人として、社会でのステータスを得ています。
安定した生活は心地いいが、本当にこれでいいのか。
もしくは、今の仕事の中でもっとチャレンジがしたいがどうにも勇気が出ないし、出すぎた杭になるのが嫌だ。
そんなことを考える人も多いと思います。本日はそんなあなたに贈る一つのお話です。
動画の講演者ジャ・ジャンはオースティン在住のブロガーです。
6歳のとき 私は贈り物を受け取りました 1年生の担任の先生が すばらしいアイデアを思いついて 先生は私たちに 贈り物をもらうだけではなく 互いに褒め合う美徳を学ぶことも 体験させたいと考えました 先生はクラス全員を 教室の前の方に来させ 買っておいた全員分の贈り物を 教室の隅に積み上げました そして先生は言いました 「ここに立って お互いに褒め合いましょう 褒められた人は 贈り物を取って席に戻ってください」 すばらしい考えでしょう? 問題なんて起きっこないと
(笑)
最初40人いました 誰かの名前が上がるたびに 私は心から応援しました そして残り20人となり 10人となり 5人となり そして3人が残りました 私はそのうちの1人でした そして褒め言葉が止みました その時点で 私は泣いていました 先生も慌て始めました 「この子たちに何か良いことを 言ってあげる人いないの?」
(笑)
「誰もいないの?だったら 贈り物を取って席に戻りなさい 来年は良い子にして 褒めてもらえるようになりなさい」と
(笑)
私の話を聞いて 私がこのことを すごくよく覚えているのが おわかりでしょう
(笑)
でも 気まずい思いをしたのは どっちでしょう? 私か先生か? 先生は 気づいたはずです チーム作りのために行った自分の行為が 6歳児を公開処刑する 羽目になったとね 笑える要素なしにです テレビで誰かが こき下ろされるのを見ますよね それは愉快です その日の出来事に 愉快な要素は皆無でした
それが私の一面をなしており そして私は死んでも 同じ目には2度と遭いたくない ― 2度と公けの場で 拒絶されたくない と思いました それが私の一面です
彼は小学生の時に学校でこのような壮絶な経験をしています。(笑)
この出来事が彼を追い詰め、いつの日にか消極的な自分を作り上げてしまったのです。
その後、彼は恐怖心に勝つことができず消極的な選択を取る人間になってしまいました。
(と言っても世の多くの人がこうなのかもしれません)
そんな自分を変えようと彼はとある方法に出ます。
「拒絶セラピー」は カナダ人起業家が発明したゲームです 彼の名はジェイソン・コームリーです 基本的なアイデアは 30日間 出かけて行って 自ら拒絶を求め 毎日 何かで拒絶されることを通じて 最終的には拒絶の痛みに対する 免疫をつけるというものです そのアイデアが気に入りました
(笑)
「そうだ これをやってやろう 100日間拒絶される気分を 味わってみせる」 拒絶されるネタを 考え出して それから 動画ブログを作りました
これが100日間の拒絶チャレンジの始まりです。笑
「初対面の人から100ドル借りる」
そして実際に知らない人に声をかけます。
ただ声をかけるだけではありません、初対面の人間に100ドルを貸してくれと突然いうのです、、、
「こんにちは 100ドル貸してもらえませんか?」
(笑)
すると彼は 見上げて「まさか」と言います 「なんでまた?」
で 私は言いました 「ダメですか? ならいいです」 回れ右して 逃げ出しました
そうなりますよね。当然です笑
しかしジャ・ジャンはあることに気づきます。
彼は 「なんで?」って 聞いてくれたんです つまり 私に説明の機会をくれた訳です
私は 色々言えたはずなのに 説明することも 交渉することだってできたのに 何もしませんでした やったのは 逃げることだけです
「すげえ 俺の人生の縮図みたいだ」と 思いました
ちょっとでも 拒絶されそうだと感じるたびに 私は 速攻で逃げていたんです で どうしたと思います? 次の日は 何が起きても もう逃げない とどまろうと決めました
この気づきが彼の行動力(拒絶に対する抵抗力笑)に力を与えます。
2日目 「ハンバーガーの 無料のお代わりをリクエスト」
「ハンバーガーの無料お代わり お願いできますか?」
(笑)
店員は 困惑して 「ハンバーガーの無料お代わりって?」
(笑)
「ドリンクお代わり無料の ハンバーガー版みたいなやつです」と言うと 店員は 「すいませんが バーガーの無料お代わりはやっていません」
(笑)
拒絶されて いつもなら逃げ出す場面ですが 私はとどまりました そして言いました 「ここのバーガー大好きだし お店も大好きだけど ハンバーガーに無料お代わりがあったら もっと好きになるんだけど」
(笑)
すると店員が言いました 「では店長に伝えておきます 実現されるかもしれませんが 今日はお出しできません」 で 私はそこを立ち去りました
2日目にして無理なお願いを通して、検討をしてもらえる段階に来たのですね。
これだけでも称賛の価値がありますが。なんと
そして3日目 「オリンピックのドーナツを買う」 ここで 私の人生が ひっくり返りました クリスピー・クリームのお店に行きました ドーナツ屋さんで 主に アメリカの南東部にある チェーン店です ここにも 何店舗かあるはずです お店に入って 言いました「五輪マークの形をした ドーナツが欲しいんですが つまり 5つのドーナツを つなげたやつです・・・」 そんなの取り合うわけない と思うでしょ? ところが そのドーナツ屋さんは 真剣に受け止めたんです
(笑)
紙を取り出して 色と輪っかを書き出し 「どうしたらこれを 作れるかしら?」と そして 15分後 五輪の形をしたドーナツの箱を 持って出てきたんです 私はとても感動しました にわかには信じられませんでした このときの動画はユーチューブで 500万回以上見られました 世界中のみんなも信じられなかったんです
なんと成功したのです。
クリスピードーナッツの女性の店員は彼の頼みを真摯に受け止め、どのように作れるかその場で考案しました。
そして時間をかけてドーナッツを作り、オリンピックの輪を成したドーナッツを彼に無償で提供したのです。
信じがたい話ですが、これはチャレンジを始めて三日目の出来事です。
チャレンジすることの意味、聞いてみることの意味、恐怖心に立ち向かうことで得られること。
その重要性に気付かされます。
その後も彼は
ある日 花を手に 知らない人の家へ行き ドアをノックして 言いました 「ねえ お宅の裏庭に この花を植えてもいいですか?」
ある日私はスターバックスへ行き 店長に聞きました
「ねえ スターバックスの 挨拶係にしてもらえませんか?」
「スターバックスの挨拶係って 何のことですか?」
「ウォルマートの入口で 挨拶している人がいますよね? 店に入る客に『こんにちは』って 言う係の人 ― 基本的に万引を防止するための 係ですけどね スターバックスの客にも ウォルマートの体験を提供したいんです」
「大学で授業を教えさせてと 頼んでみたらどうだろう?」
当時オースティンに住んでいたので テキサス大学オースティン校に行き 教授たちのドアをノックして尋ねました 「あなたの授業で教えてもいいですか」
最初の2回は 良い返事はもらえませんでした でも 逃げずに続けると 3度目の正直です 教授がとても感心してくれました 「そんなこと言ってきた人間は 初めてだよ」
そして2ヶ月後 私は授業で教えていました。
大学の授業で教えることは、彼の夢の一つであったそうですが。
彼は拒絶に打ち勝ち、ただ聞くことだけで(もちろん丁寧に)夢を実現させてしまったのです。
拒絶によって 自分の可能性を限定することなく 拒絶に対する自分の反応の仕方で
自分の道を決定していきました 拒絶に向き合ったんです
人生で拒絶を経験したら 次に壁にぶつかり 失敗に直面したら
可能性について考えてみてください 逃げないで下さい
ただ 向き合うだけで 賜物に変わるかもしれません
拒絶されることを前提に置いて、チャレンジというゲーム性を持して拒絶に立ち向かうことで
彼は拒絶に打ち勝つことの価値を見出しました。
これを少しでも真似てみましょう。
我々も常識人や安定した人生を目指すばかりでなく、彼を見習い一歩でも、チャレンジしなければならないといけないのです。
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