日本人のほとんどは学校を出ると会社に就職し、その会社もしくはその後転職していった会社で仕事をする。
一生サラリーマンなのである。
もちろん、会社の中で多大な貢献を続けていれば、社長並びに取締役員などの経営者側に回ることは可能であるが、それは全員でなくごく一部の人間だけである。
サラリーマンになる為に生まれて、サラリーマンになるのが夢で、やっとのことサラリーマンに成れた人。
そんな人はごく少数だと思う、それにも関わらず多くの日本人はサラリーマンとしての一生を過ごす。
日本のサラリーマン比率 2015年時点
就労人口 6,375万人
自営業 705万人 (11.1%)
雇用者 5640万人 (88.5%)参考:https://quit-job-tomorrow.com/archives/156.html
会社や自営業者に雇われている労働者が88.5%。
就労者のほとんどと言って良いだろう。なぜこれほどの人間がサラリーマンにどうしてもなりたかったわけでないのに、一生サラリーマンをするのか?
自分なりに、サラリーマンとして仕事をし続ける理由に関して考えてみた。
①お金が貰えるから
生活する為にお金が必要であるから、人はお金の為に仕事をしているのでは無いだろうか。
サラリーマンに成ると、一定の給与が長期的に保障される。
また、福利厚生など人生を過ごす上でのメリットが用意されている。
②社会的な地位が手に入るから
自分が就職活動をする際に、少しでも周りの評価が高い会社に入りたいという気持ちがあった。
それはより高い社会的な地位が欲しかったからであろう。
③他の人の役に立つから
企業は基本的には、人々のメリットとなることの代償としてお金を得ている。
その為、企業内での仕事も人の役に立つようなことに繋がる可能性が高い。
個人で多くの人の役に立つことが難しくとも、企業での活動を通せば多くの人の役に立つことが可能なパターンもある。
④やりたいことが無いから
周りの人間が就職活動を始め、自分も同じように就活して会社に入社。
その後も、会社を辞めてまでやりたいことが見つからない。
もしくは会社から一生分で貰えるお金より大きなお金の稼ぎ方がわからない。
自分が考えついた理由は上記の4つだ。
ここで話は逸れるが、私は会社を経営しており、
その会社の目標は「サラリーマンをする以外でも豊かな生き方ができる社会を作る」ことである。
サラリーマンという職業の体系はあくまでも「企業が活動する上で最も合理的な形」である。
そこには人間として合理的な形は一番には考えられておらず、一部の人間はサラリーマンをすることで心を病したり、過労死に至ったりもしているわけである。
そんな中で僕は、人が人として最も合理的に人生を送れるような職業の形があってもいいと思っている。
そしてその「人間として合理的な職業の形」が一般的な※会社員の給与よりも更にお金がもらえるようになればいいと思う。
(ここで一般的に※と言ったのは、会社員の給料は高給企業の部長職以上の人間を除いて、たかが600万円〜1,500万円程度である。企業活動を行なっているの中で、経営側や母体が大きなお金を攫っていき、一般的なサラリーマンは残りのお金を配分した分しか貰えないのである。)
この金額であれば十分、「人間として合理的な職業の形」がそれ以上の金額の給与を貰うこともできるのではないかと思うのである。
具体的に何が「人間として合理的な職業の形」なのかは置いておいて。
サラリーマンという「企業が活動する上で最も合理的な形」の職業から抜け出す為に必要なことを、
上記の①〜④のサラリーマンをする理由から考えてみた。
①お金が貰えるから
→サラリーマンという仕事は、お金が安定してもらえる。
ここまで大規模な仕事のプラットフォームは他にはない。
しかし、終身雇用や自由な時間が少ないことなどのデメリットがある。
コンサルタント業界やその他の事業でも実はフリーでの活動がしやすい職種がある。
これらの共通点は仕事を探すプラットフォームがあること。
個人で活動しても仕事にアサインされるようなプラットフォームがあれば継続的に仕事が入ってくる。
これをサラリーマンにも応用できないだろうか?
④やりたいことが無いから
→これに関しては皆が「サラリーマン以外の選択肢」についての知識や知見が少ないのではないだろうか。
だからサラリーマン以外の仕事をしている豊かな人をもっと世に広めるべきなのだ。
和食の店に行ってメニューが無かったら、
そして周りの人間が全員海鮮ちらし丼を頼んだら?
そしたら自分も海鮮ちらし丼で、と言ってしまうであろう
皆がサラリーマンになっているのも同じような現象であるかもしれない。
もっと広い範囲から人生を知る為には、メニューがあったほうが決めやすいのだ。
また、知ってはいるものの、それらが一般的されていないから飛び込めない人間が多いのではないか?という疑問に関しては、知られて人に浸透していけば時間の問題だから問題ないだろう。
今の所一旦はこんな感じであろうか、自分は会社員以外の人生を送りたくとも、送れていない人の人生を変えたい。
そう言った夢もあり、社会の一般道を飛び出て26歳で社長をやっている。
自分にできることは大きいと信じて、コツコツ変えていくしかない。
コメントを残す