エンゼルスで活躍の大谷翔平選手ですが、そんな彼の通訳にも現在注目が集まっているのではないでしょうか。
エンゼルスの選手ベンチで、選手同様に赤いウェアを着ているもう一人の日本人です。
通訳の方の名前は水原一平さんという、元日本ハムファイターズの球団通訳を勤めていらした方です。
元々大谷選手のファイターズ時代に、水原さんは外国人選手の為の通訳を球団の仕事で行なっており、チーム内で大きく信頼を得ていた人物のようで、そんな彼を大谷選手は指名して共に渡米し専属の通訳として帯同しています。
大谷選手が指名してまで、彼をアメリカに連れて来た理由はおそらく、水原さんの献身的な人柄から来る仕事への姿勢や、元々アメリカで住んでた経験がありエンゼルスの米国選手とのコミュニケーションや現地での生活技術に長けていることでしょう。
(一番左が水原さん)
水原さんはファイターズ時代からその仕事ぶりがチーム内外から高く評価されていたようです。
もちろん、通訳としての高い技術に加え、外国人選手やその家族の日本での生活をサポートしていたり、また免許を持たない選手の運転手なども行い献身的にチームをサポートされていました。
メンドーサ選手やレアード選手などからも、「通訳という存在以上の友達のような存在、居ていてくれて助かっている」と言われています。
水原選手自身も、「外国人選手がはるか遠くの日本という国、そしてその中でも北海道日本ハムファイターズというチームを選んでくれた以上、滞在を後悔させたくない。良いものにしてあげたい。」
と言っており、チームに対しての献身的な仕事はそう言った彼の想いがあるからこそ行えることだと思います。
実際にTV局の取材が、選手に対してではなく水原さん個人に密着取材を行なったこともあるほど、彼の仕事は評価されていたようです。
また水原さんは6歳ごろから、アメリカで過ごした経験があり、米国出身選手たちともコミュニケーション上で抵抗がないはずです。
TVでは選手ベンチ内で、堂々と選手達に馴染んでいる姿が見て取れます。
知らない人が見たらただの通訳だとは思わないでしょう。
これって非常に重要なことだと自分は思います。
少なくとも最初のうちはチームメイトは水原さんを通じて大谷選手とコミュニケーションをとるはずですが、
水原さんがチームに溶け込まないと大谷選手自身へ話しかけづらくなってしまうのです。
海外リーグに挑戦したサッカー選手の専属通訳が、如何にもスポーツとはかけ離れているような研究者の様なルックスだった場合があったのですが、僕は通訳の人がチームに溶け込めるのかが上記の理由で心配でした。
しかし、そう言った意味では水原選手は現在のところ問題はなさそうです。
体型もガッチリしていて、ルックスのレベルも高く、現地選手とのコミュニケーション能力もある。
実際に野球経験は無いようなのですが、テレビで彼がエンゼルスのベンチに佇む姿が映し出されると、大谷選手の他にもう一人アジア選手がいるように見えます。
また余談ですが、水原さんのご実家はエンゼルスのスタジアムから15分ほどのところで日本料理店を営んでいるとのことで、大谷選手の希望があれば思う存分日本の料理を食べさせてあげることも可能でしょう。
ファイターズ退団時のセレモニーも、対象者が大谷選手一人のものでは無く、大谷選手と水原さんの二人へのものであったことから、水原さんのチームへの功績が認められていることがわかります。
大谷選手は水原さんという、本当に良いパートナーに恵まれているなと思います。
また水原さんも、多くの能力を持っていることや、献身的に仕事を続けてきたからこそ、野球選手としてでは無いとはいえメジャーチームの一員として、仕事ができているのだと思いました。
会社員をすることだけが真っ当な人生では無く、彼のように自身のスキルを存分に発揮して彼しかできない仕事をしている姿を見ていると励みになります。
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